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社説 波紋

電機、自動車の堅調受けて製造工業生産予測は4割増か

 電機、自動車、いわゆるわが国製造業の2大業種が堅調に突っ走っている。電機業界は次世代とか高付加価値商品の開発で市場を活性化して話題に欠かない状況にある。

 一方の自動車産業は小型・大衆車から購買のホコ先は1、2ランク上に移り普通乗用車が受けに入っている。9月の普通乗用車の生産は前月比でも前年同月比でも2割弱の増加を示し、絶好調だ。

 自動車部品向けもねじの出荷も堅調を誇っている。シャシーや車体部品は供給が間に合わず引っ張りだこと聞くし、自動車用のエアコンときたら3割以上の増産に湧いているそうだ。

 この2大部門の好調により10月の製造工業の生産予測は9月に対して約4割の大幅上昇が見込まれるとしており、一般機械などにも波及し、工業界も正に実りの秋といえそう。

[2007年11月7日付紙面]


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