現在位置: HOME > コラム > 波紋 > 記事


社説 波紋

鉱工業産、動き鈍化の背景に情報通信機器の一服感

 4月の鉱工業産をみると、これまでのせ遺贈業の勢いが緩んだように思えるが、けん引役の自動車業界では季節調整すればそれほどダウンしている訳ではない―としている。実際のところ製造工業の全体の数値は前月比1・5%の上昇(経済産業省)とプラス超といったところだ。

 動きが鈍化した最大の要因は携帯電話など情報通信機器分野の一服感だ。派手な動きをして景況感を実勢以上に盛り上げてきたせいで、少し動きが止まると全体を暗い方へ引きずり降ろす。まどわされてはいけない―と自動車産業界のリポーターは言っている。

 少し大人しくしているうちに6月ともなると情報通信、電子部品工業も再び大忙しの状況となりそうだ。のみならず機械工業は全般に上伸。

[2007年6月7日付紙面から]


バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
特集
  • 阪村氏「ねじと人生」
  • 機械要素技術展
  • 最古唐招堤寺からねじ発見
  • 同志社クラーク記念館からボルト