現在位置: HOME > コラム > 波紋 > 記事


社説 波紋

06年生産実績、1位トヨタ2位ホンダ増も3位日産は減

 景気回復下の昨年、一人勝ちのように言われた自動車メーカー、トヨタ、ホンダ、日産大手3社の昨年の生産実績をみてみよう。

 トヨタは、国内が49万5000台(前年比10・7%)増加、海外生産台数は389万9000台(同9・2%増)で世界生産台数は809万3000台(同10%増)と国内外ともに10%台の2桁増加。トヨタ系列のダイハツは国内79万1000台(同9.2%増)、海外が3万3000台(同33・3%減)で世界生産は82万5000台の6・5%増となっている。日野(国内のみ)は10万台に乗せ3・2%増となった。

 2位のホンダは、国内生産は133万3000台(同5・6%増加)、海外が230万1000台(7%増)で世界生産は363万4000台(同6・6%増)で10年連続の伸び継続。昨年の生産は過去最高となったとしている。

 これら好調な動向とは対照的な日産は国内生産が123万4000台(同14・9%減少)であり、海外が200万4000台(同2・6%減)ということで世界生産は323万8000台(同7・7%の減少)と前年実績を下回った。新型(ブルーバードなど4車種)が増加したものの他種の台数減によるというもの。意気軒昴のゴーン社長のハナ息の荒さの反動とも言えなくもない-。

[2007年2月7日付紙面から]


バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
特集
  • 阪村氏「ねじと人生」
  • 機械要素技術展
  • 最古唐招堤寺からねじ発見
  • 同志社クラーク記念館からボルト