現在位置: HOME > コラム > 波紋 > 記事


社説 波紋

原油価格上昇も価格転嫁が困難

 原油価格上昇の我が国産業への影響に関する調査について、その結果が発表されている(経済産業省)。原油・石油製品の投入比率が大きい業種(化学、板ガラス、繊維及びパルプ)で前期(4月)より価格転嫁が困難になったとしている。

 景気上昇過程の下で、荷動きはよいものの競争はなおも激しいため--というのが大方の理由だ。したがって、経営への影響は「深刻な影響」と回答した企業は前回の1割から今回は2割へと拡大している。

 深刻状況下にあるが、06年度通期業績見通しは、約3割の企業が事業の好調、販売価格の改善で収益見込みを上方修正、約1割の企業が下方修正ということだ。

[紙面(第2019号)から]


バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
特集
  • 阪村氏「ねじと人生」
  • 機械要素技術展
  • 最古唐招堤寺からねじ発見
  • 同志社クラーク記念館からボルト