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社説 波紋

実体のない景気で環境破壊は避けたい

 経済紙を開くと、今期純益17%増とか営業利益2・2倍といった見出しが目に入ってくる。第2のバブルとかと思う位経済・景気は沸騰しているようだ。

 東芝がアメリカの原発事業のトップ、ウエスチングハウス買収に乗り出した話など、地球温暖化対策、原油高騰に対応し結構なこと言う向きも多いが、金のいきおいにまかせて突っ走るのも考えものだ。

 世界中の発電の主流が原発になる訳だから、旧ソ連のチェルノブイリの二の舞がありらこちらでも-となったら大変よ。

 4月29日は「緑の日」で環境のことを考える日だ。経済景気が良好なのは結構なんだが、実体のない景気で環境を破壊するような真似はやめてほしい。

[06年5月7日付紙面から]
 


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