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社説 波紋

製造業好調も小売業の価格競争悪化の一途

 景気が昇り始めて久しいが、冬場も寒さにめげず長もちした。1から3月期のヤマ場を残りえ青葉の過しやすい時期へ、景気もすんなり青い芽を吹いてほしい。

 専門家や政府筋の声に耳を傾けると「製造業では自動車関連は内外ともに好調を推移している」と。電機も電子部品に代表される如く「薄型テレビ、携帯電話、自動車電子向けなどが絶好調」といっている。電機、自動車が良いから一般機械も工作機械や半導体製造装置など国内の設備投資の増加を押上げられ、これまた絶好調だとか。

 素材高騰の震源地は余震続きながら、鉄鋼は在庫調整の動きが顕著だが自動車、造船が良ければ強気の姿勢は変わらないだろう。ただ製造業は良くとも、ずっと川下の小売業は価格競争を一例に悪化続きだそうだ。

[06年4月27日付紙面から]


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