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社説 波紋

調達先にも広がる環境対策

 環境対応企業としてその積極的取り組みが高く評価されているリコー。環境への対応姿勢ではあらゆる面で先行し、その勇気ある行動は感服のほかないな…と思っている。

 最近の同社の公表では、同社の部品・材料の調達先の選定条件として「CO2(二酸化炭素)排出削減を盛り込む」としている。自社工場でのCO2排出削減については大部前から完全実施しているが調達先にもそれを求めるという訳だ。現状の主要調達先約七百十社から生産・輸送時のCO2排出データの収集を開始している。

 グリーン調達は産業界では自然の成り行きとして常識化しているのでどうってことはない…と関係者は言うが、リコーの条件はひとえに厳しい。それだけ自己企業が日々高度な対応を惜しまず実践しているからだろう。小手先だけの環境対応ならやらない方が…という訳。

[06年2月7日付紙面から]


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