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社説 波紋

伸び悩む日本の機械産業力

 わが国の機械産業のは国際競争力といった観点からすると“きわめて伸び悩んでいる”状況だという。日本機械輸出組合はこの点に目を向け7年間にわたり調査してきた。(本紙第1992号1面参照)

 昭和30年初当、わが国は米国や欧州の主要メーカーに(自動車等)に手を借り肩を借りて産業育成に注力してきた。その時の代表的な産物が機械工業振興臨時措置法である。自動車産業も周辺部品を含め、ただみたいな資金で一気に大きく発展した。

 ねじ産業も開発銀行の融資などいわゆる3年、5年の据置資金で自動車が組み立てられる部品産業に成長したという一面もある訳だ。

 今日わが国機械産業に目を向けると、日米欧アジアの四極で減価償却費比率を比較すると日本が最も低く、しかも低下傾向。企業・産業が成長していく十分な積極的な投資成長戦略が影をひそめめており、アジアに越されそうだ。

[06年1月17日付紙面から]


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