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社説 波紋

トヨタが来て国は前進

 トヨタのゆく所、国は栄える。一時、中国進出で中国の産業界が両手を上げてうれしい歓声の中、トヨタが来て国は前進と、国中が沸いた。

 トヨタのゆくところ残されているのは北欧、東欧といった方面。トヨタ来りてチェコが今沸いている。部品メーカーにとってトヨタが外へ出てゆくことが良いのか悪いのか、そんな躊躇はゆるされない。

 トヨタが外へ出るたびに、国内に残された部品屋さんは身が細る思いで成りゆきを見守るのである。波及効果ならず、オコボレが欲しけりゃ一緒についてきなさい-と言うわけで、行かなきゃ損々行けば行ったで損するかも。

 自動車関連が業績を押し上げてるとはいえ、この業種ほど跛行性の大きい業種も少ない。悪いところは徹底的に悪い。


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