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社説 波紋

たかがねじされどねじ

 ボルト、ナット、ねじ…規格用語上のねじの名称はひらがな、送りがなのつけ方も決められているから昨今はカタカナが混同して使われる例は減った。未まだに多いのは「メッキ」で、これは規格上では「めっき」と統一されている。

 ねじの規格も材質や形状・寸法、精度など単純な次元での標準化は一つの時代を終えて近年では試験方法や機械的性質の国際すう勢化で、この方はまだまだ奥行きが残されている。

 それと共に規格名称長蛇傾向の顕著なことには閉口する。JISB1054-4「耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質-第4部:タッピンねじ」(新規制定)、これが長いと思いきや、JISB1054-3「耐食ステンレス鋼製締結用部品-第3部:引張力を受けない止めねじ及び類似のねじ部品(ISO3506-3との一致規格)」など、文章の一節が名称かと思うほどだ。

 たかがねじされどねじ。6月1日は「ねじの日」、この日ばかりはねじにこだわりを・・・


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