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社説 波紋

設備投資が活発に

 製造業が業績を上げているので設備投資が活発に行なわれる状況となった。景気情勢を即座に反映する一般機械が好調だ。

 業界は、国内向けにおいては自動車関連を中心とした設備投資に支えられ動きが活発で、地域全般で好調を推移の声が聞こえてくる。なかでも工作機械は引き続き絶好調といっている。半導体関連が一服状況とはいえ設備投資向きは堅調。加えて自動車関連向けは高い伸び。

 陽当たりのよい業種もあれば、斜陽業種もある。繊維は中国製に追い上げられ全滅に近い痛手の中、繊維機械も海外はアジア向けを中心に好調だというものの内需は弱い動きというより「悪化」といえそうな状況。

 最先端にある電子部品・デバイスも内需は低迷をみせはじめている。今後の家電の主役として期待される薄型テレビ、DVD等デジタル家電は在庫調整下で一服感がみられる。電子部品の需要拡大に大きく貢献したケイタイ電話は国内飽和状態にある。電子部品のけん引役も、継ぎ目ボルトが外れたように役に立たなくなった。しばらくは一進一退となりそうだ。季節の変わり目だろう。


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