山田監督「リスペクトされているのが嬉しかった」
トークショーに出演した山田監督 山田洋次監督作品「幸福の黄色いハンカチ」(77年公開)をウダヤン・プラサッド監督がリメークした米映画「イエロー・ハンカチーフ」(6月26日公開)のプレミア上映が28日、北海道夕張市で開催中の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2010」で行われ、山田洋次監督(78)が登壇した。
リメークされたことについて山田監督は、「(リメークのオファーがあったとき)アメリカ風にアレンジしても構わないと返事しました。アメリカでつくるなら自分のものを上回るものを作ってほしいと期待していた。完成した作品をみて、とっても真面目につくっていて、製作態度に関心しました。リスペクトしてくれているのが凄くよくわかってうれしかった」と話した。
また「ラストでハンカチがはためくシーンは、真っ青な空と風が必要だったので、撮影するのに1週間かかりました。待ってる時間は、健さん、倍賞(千恵子)さんたちと映画の話をしてすごく良い時間だった。鉄矢君はまだ若くて、僕によく叱られてたね(笑)」と話し、「撮影中に、健さん(高倉健)と一緒に炭坑に入りました。下着までぐっしょりになるほど中が暑くて、シャツを脱いだ時に、健さんと『生き返るねー』って話していたのを思い出します」と当時を振り返った。
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- 山田監督「リスペクトされているのが嬉しかった」 2010/02/28 日曜日