【解説】映画「60歳のラブレター」
(c)2009「60歳のラブレター」フィルムパートナーズ 映画「60歳のラブレター」が5月16日に公開される。原案は「60歳のラブレター」(NHK出版)、監督は『狼少女』『真木栗ノ穴』を手掛けた深川栄洋(ふかがわ・よしひろ)氏。脚本は『ALWAYS 三丁目の夕日』『キサラギ』等の古沢良太(こさわ・りょうた)氏。中村雅俊、原田美枝子、井上順、戸田恵子、イッセー尾形、綾戸智恵が出演する。同映画は日本中で交わされた8万6441通の愛の実話、完全映画化したもので、夫から妻へ、妻から夫へ、言葉にできない想いを伝える3通のラブレター。内容は次のとおり。
【ストーリー&解説】
大手建設会社の定年退職を目前に控え、第二の人生をはじめようとする孝平と、専業主婦として家族に尽くしてきたちひろは、離婚を決意。お互いが別々の道を歩み始めたとき、新婚当初ちひろが30年後の孝平に宛てて書いた手紙が、時を経て届けられる――。
5年前、愛妻に先立たれ娘と暮らす医師・静夫は、医療小説の監修を求められ、翻訳家として第一線で活躍する麗子と出会う。新しい恋に臆病だった2人に勇気をくれたのは、思いがけない人からの英文ラブレター。
青春時代にビートルズを謳歌し、今は魚屋を営む正彦と光江。口げんかは絶えずとも、友達のような2人に訪れた悲しい出来事。手術にのぞんだ光江が眠る病室には正彦が弾き語るギターの音色が響く。それは2人の思い出の曲――。
長年連れ添った夫婦が、口に出しては言えない互いへの感謝の言葉を1枚のはがきに綴る応募企画「60歳のラブレター」。2000年から毎年募集され、日本中から約8万通を超えるはがきが寄せられ大きな反響と共感を得ている人気企画に着想を得て、本作は製作された。中村雅俊、原田美枝子、井上順、戸田恵子、イッセー尾形、綾戸智恵といった豪華キャストが、個性的な3組の夫婦を熱演。監督は、弱冠32歳ながらその確かな演出力が注目されている深川栄洋、脚本は『ALWAYS 三丁目の夕日』『キサラギ』など話題作を手がける73年生まれの古沢良太。団塊ジュニア世代とその親世代がともに作り上げたコラボレーションは、団塊世代をはじめとする中高年はもちろん、これからパートナーと人生を歩みだそうとする若い世代にとっても夫婦のあり方を見つめるきっかけとなる作品だ。
【作品概要】
原案:「60歳のラブレター」(NHK出版)
監督:深川栄洋(ふかがわ・よしひろ)『狼少女』『真木栗ノ穴』
脚本:古沢良太(こさわ・りょうた)『ALWAYS 三丁目の夕日』『キサラギ』
出演:中村雅俊 原田美枝子 井上順 戸田恵子 イッセー尾形 綾戸智恵
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- 【解説】映画「60歳のラブレター」 2009/02/15 日曜日