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奥村組、工事範囲を免震階に集約した免震レトロフィット工法を開発

 奥村組は、免震レトロフィット工事において免震装置の設置階を除いた全ての階を使用(営業)しながら施工することができる工法を開発し、この度、集合住宅兼店舗の免震改修工事(神奈川県住宅供給公社発注)に適用した。

 今回、上層階の荷重を支える方法として、免震装置を設置する既存柱を(1)鉄筋コンクリートで増し打ちし、PC鋼棒で圧着する方式(増し打ち方式)、ならびに(2)脱着式の鋼製治具で囲み、PC鋼棒で圧着する方式(乾式方式)の2方式を開発し、このうち増し打ち方式を13階建ての集合住宅兼店舗に適用。いずれの方式も免震階の柱のみで上層階の荷重を伝達するため、免震階以外の梁の補強が不要となり、建物の使用可能なスペースを大幅に確保できるとともに、工期短縮やコストダウンも期待できる。


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