田中貴金属、材料コストを半減できるスパークプラグ電極用白金チップを提供開始
TANAKAホールディングスは、田中貴金属グループの製造事業を展開する田中貴金属工業が、スパークプラグの外側電極材として、白金合金とニッケルをクラッド(異種金属接合)したチップ(以下、本製品)を2015年1月から評価サンプル提供を開始する。また、2014年11月11日(火)から11月14日(金)まで、ドイツ・ミュンヘンで開催される展示会「electronica 2014」に展示する予定。
自動車エンジンなどに用いられるスパークプラグの放電部となる電極には、長寿命化を図るために白金合金チップが使われている。従来製品はチップ全体が白金合金の無垢材だったが、同製品は、クラッド技術を活用することで、放電に寄与する部分にだけ白金合金を使用し、放電に寄与しない部分を電極の台座と同じニッケルで構成することができる。これにより、従来製品と同じパフォーマンスを保有しながら、材料コストを最大で5割削減することが可能。
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- [製造全般]田中貴金属、材料コストを半減できるスパークプラグ電極用白金チップを提供開始 2014/11/05 水曜日