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大林組とサンコーテクノ、樹脂接着系あと施工アンカーのリニューアル技術を開発

 大林組と、サンコーテクノは、樹脂接着系あと施工アンカーのリニューアル技術を共同開発した。
 

 高度経済成長期の大規模なインフラが老朽化している昨今、適切な維持更新によるインフラ構造物の長寿命化が喫緊の課題となっており、さまざまな付帯設備の固定に用いられるあと施工アンカー工法についても、設計・施工・維持更新時における信頼性の向上が求められている。

 あと施工アンカーを更新する場合、アンカー孔を傷つけずに劣化した既設アンカーを引き抜くことが難しいため、別の位置に新たなアンカーを打設して設備を固定し直すのが一般的。しかしこの方法では、設備固定用金具の形状変更や設備自体の位置の移動、それらに伴う配線・配管といった周辺設備の変更が必要となることに加え、孔(あな)の開け直しに伴う躯体損傷のリスクの発生といった課題があった。

 今回開発したリニューアル技術は、アンカー孔を傷つけることなく既設アンカーを撤去し、同じ位置に新設のあと施工アンカーを設置することで、孔の開け直しに伴う施工の手間や躯体損傷のリスクをなくし、より効率的で信頼性の高い工法を実現した。


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