東芝、フィンランドで原子力プラント向け移動式炉心内計装システムを受注
同社のグループ会社であるウェスチングハウス社は、フィンランドの大手電力事業者であるテオリスーデン・ボイマ社から沸騰水型原子炉オルキルオト原子力発電所１・２号機向け移動式炉心内計装システムを受注。今回、国内の原子力プラントでＢＷＲ向けの同システム納入実績を持つ同社と、同国の原子力プラントでメンテナンスの経験が豊富なＷＥＣが協力することで受注につながった。
今回受注した移動式炉心内計装システムは、原子炉格納容器内の中性子分布を測定し、制御するシステムで、炉心内の移動式検出器、検出器の駆動を制御し検出信号を測定する制御装置、監視モニタなどで構成。
電力事業者は、システムで得られたデータをもとに原子炉内の中性子出力分布を算出し、稼働状況を監視する。システムは２０１６年１月から順次納入予定で、同社が設計・製造を担当し、ＷＥＣは据付工事と全体の計画管理を担当。
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- ［電力・発電］東芝、フィンランドで原子力プラント向け移動式炉心内計装システムを受注 2014/03/12 水曜日
