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ボーイング、アエロメヒコ航空向け787の1番機引き渡し

 【シアトル(米ワシントン州)2013年8月17日PRN=共同JBN】アエロメヒコ航空は787ドリームライナーを北米、欧州、アジアの基幹路線に投入へ―。ボーイング(Boeing 、NYSE:BA)、International Lease Finance Corporation (ILFC)、アエロメヒコ航空(Aeromexico、BMV:AEROMEX)は17日、メキシコシティーに本拠を置く同航空会社が使用する最初の787ドリームライナーの引き渡し式を行った。

 同日、同機は引き渡しが行われたワシントン州エベレットのボーイング社のデリバリー・センターからメキシコシティーに向け飛び立った。

 アエロメヒコ航空の最高経営責任者(CEO)アンドレス・コネサ氏は「ボーイング787ドリームライナーの最初の機体受け取りはメキシコの航空史にとって記念すべき1ページだ」として次のように述べた。「当社顧客は必然的にアエロメヒコ航空の差別化された世界クラスのサービスを受けるが、今後は今までに製造された中でも最も近代的な航空機が加わる」

 アエロメヒコ航空はILFCからのリース分5機を含めて9機の787-8型機を運用することになっているが、今回引き渡された機体がその最初になる。同航空会社は787ドリームライナー全体としては19機を運用することになっており、その中の10機は787-9型機になる。

 ILFC最高経営責任者(CEO)アンリ・クープロン氏は「今回の787ドリームライナーの引き渡しは40年におよぶ当社と同航空会社の戦略的な関係の中の新たな1ページになる」として次のように述べた。「ILFCとアエロメヒコ航空は明らかに787が運用面での大きな利点、顧客価値を提供するという点に関して同じ意見だ」

 アエロメヒコ航空の787ドリームライナーはフルフラットシートのプレミアクラス32席、エコノミークラス211席で設計されている。

 Boeing Commercial Airplanesの中南米、アフリカ、カリブ海地域の販売担当副社長、バン・レックス・ガリアルド氏は「今日という日はメキシコ、アエロメヒコ航空、ボーイングにとって素晴らしい日である」として次のように述べた。「ドリームライナーはアエロメヒコ航空に対して比類のない操作上の長所、燃料効率の大きな改善、大きなコスト低減を提供することになる。さらに、この機体は環境性能を著しく向上させている。アエロメヒコ航空の旅客に対しては、ドリームライナーは今までにない快適さ、優雅さ、いわば新しい飛行経験を提供する」

 アエロメヒコ航空はILFCのリースによる航空機の引き渡しを受ける2番目の顧客である。Boeing Commercial Airplanesの販売、リース、資産管理担当副社長ビル・コリンズ氏は「今回の引き渡しは当社からILFCの顧客に対して行う702番目の機体になる」として次のように述べた。「世界の航空会社に最高の航空機を提供するというボーイングとILFCとの間の協力関係の証しになるものだ」

 787ドリームライナーは耐久性のある複合材料を使っており、多くのシステム、エンジン、空気力学上の進歩を成し遂げ、航空会社に対して、現在就航している同じサイズの機体に比べ燃料使用を20%も削減し、比類のない燃料効率を提供している。乗客に対して787はより大きな快適さや、大きな窓を含め乗客を喜ばせる多くの要素を提供するなどして客室内部の環境を向上させている。

 現在まで、787は世界の57顧客から930機の注文を受けている。


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