インドIT大手のTech MahindraとMahindra Satyamが合併完了
【ニューデリー2013年6月25日PRN=共同JBN】電気通信産業向け情報技術(IT)ソリューションとサービスを専門とする企業Tech Mahindra Limitedと世界的に有力なコンサルティング・ITサービスプロバイダーのMahindra Satyamは25日、両社が正式に合併したと発表した。
同社はインドでトップ5のITサービス企業の中に入り、合併後の企業体は売上高27億ドル、46カ国の540の顧客にサービスを提供する8万4000人のチームを抱えるテクノロジーサービス大企業となる。
合併企業はMahindra Group(マヒンドラ財閥)の伝統を反映して新しい姿とロゴを備え、その立場は新しいコネクテッド・ワールド(connected world)を代表して、革新的で顧客重視のサービスとソリューションを提供する。
Mahindra & Mahindraのアナンド・マヒンドラ・グループ会長は「われわれは今日、Satyamを買収した2009年に行ったコミットメントを実現して、共同してビジネスソリューション向けテクノロジーを生かす最大規模で多様化されたプレーヤーの一つになる。Tech Mahindraはグループ傘下企業の不断の努力と投資家から頼りにされる信頼の証明である。われわれは今や将来に向けてより一層早く成長するためギアを切り替えたと確信している」と語った。
Tech Mahindraのビネート・ナイヤー執行副社長は「われわれが法令や法務問題に準じて働いてきた過去4年にわたり、当社チームはプロセスを統合し、重複を避け、ベストプラクティスを生かし、すべての株主により大きな価値を提供するため現場で緊密に協力してきた。今日、われわれは正式に一つになり、統一された市場参入戦略によってわれわれは、新たな熱意と自発性を持ってビジネス成長ニーズに対応することができる」と語った。
Tech MahindraのCP・グルナニ・マネジングディレクターはこの機にあたって、「今日のコネクテッド・ワールドでの消費者主義は、テクノロジーの集束によって高まる。われわれの新しい『コネクテッド・ワールド、コネクテッド・ソリューション』は、このビジネスチャンスと現実を反映している。われわれの革新的で消費者重視の製品・サービス提供は、テクノロジーとビジネスを統合して、企業、仲間、社会が立ち上がることを可能にする。私はすべての株主の引き続き常に変わらぬ支援に感謝している」と語った。
Tech MahindraとMahindra Satyamの両取締役会は、2012年3月21日に合併を承認している。ムンバイ高等裁判所の強化を得て、この合併はアンドラプラデシュ高等裁判所からのクリアランス待ちとなっていたが、2013年6月11日に追認された。
▽Tech Mahindraについて
Tech Mahindraは世界のいくつかの業界向けの情報技術(IT)ビジネスソリューションの有力プロバイダーである。同社は企業の価値増強、業績向上を支援する世界的なデリバリーモデルを持ち、業界および業務上の深い専門知識と将来を見据えたテクノロジープラクティスを活用して、テレコムソリューション、さまざまなプラットフォーム、製品、サービスに関するビジネスコンサルティングを提供する。同社プロフェッショナルは、企業ソリューション、供給チェーン管理、顧客関係管理、ビジネスインテリジェンス、ビジネスプロセス、エンジニアリング、製品ライフサイクル管理、インフラストラクチャーサービスなどに優れている。
能力成熟度モデル統合(SEI-CMMi)レベル5企業であるTech Mahindraの開発センターは、米国、カナダ、ブラジル、英国、ドイツ、フランス、ハンガリー、エジプト、アラブ首長国連邦、インド、中国、マレーシア、シンガポール、オーストラリアにあるグローバル企業とともにフォーチュン500社の多くの企業を含めて多数の顧客にサービスを提供している。
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- [通信・端末]インドIT大手のTech MahindraとMahindra Satyamが合併完了 2013/06/27 木曜日