東芝メディカルシステムズ、ブラジルに新工場 医療機器製造
東芝メディカルシステムズ(本社=栃木県大田原市)は15日、ブラジルのサンパウロ州カンピーナスに医療機器を製造する新工場(敷地面積約2500平方メートル)を建設、稼働を開始したことを発表した。同国政府のPPB(基本製造工程)認可を受け、CT、超音波診断システムを生産する。超音波診断システムの生産におけるPPB認可取得は、同社が初のケースだという。
同社では、1974年に現地法人、東芝メディカル・ド・ブラジルを設立。同会社を通じて、南米地域へ東芝の医療機器の販売・サービスを展開している。ブラジルを中心とする南米のヘルスケア市場は、医療の高度化や医療インフラ整備の進展に伴い堅調な成長が期待されている。一方で、ブラジル市場へのアクセスを拡大するためには、医療機器の関税引き上げなどの政府の国産品優遇政策への対応が課題となっていた。
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- [医療機器]東芝メディカルシステムズ、ブラジルに新工場 医療機器製造 2013/03/16 土曜日