JR東日本、大規模地震対策の整備内容<2>地震観測体制
東日本旅客鉄道(JR東日本)は、大規模地震に備えた安全対策の強化として昨年からの約5年間を重点的な整備期間として耐震補強対策を実施している。その取り組み内容が発表された。そのうちの耐地震観測体制の強化に関する内容は以下の通り。
<地震観測体制の強化>
(1)首都圏及び内陸部への地震計増設=在来線は2012年3月、新幹線は2012年8月より使用開始している。
(2)新幹線への緊急地震速報(気象庁)の導入=2012年10月より使用開始している。
(3)海底地震計の利用に向けた取組み=独立行政法人防災科学技術研究所にて整備を進めている「日本海溝海底地震津波観測網」の利用に向けて、関係省庁、他鉄道事業者等との調整、検討を進めていく。
(4)在来線地震計観測値の高速伝送化=地震検知から在来線緊急列車停止情報が放送されるまでの時間を短縮する仕様がまとまり次第、順次工事に着手する予定。
前後の記事
記事バックナンバー
- [鉄道・車輌]JR東日本、大規模地震対策の整備内容<2>地震観測体制 2013/03/10 日曜日