ウィーン観光事業は2012年、史上最高を記録
【ウィーン2013年1月18日PRN=共同JBN】ウィーンの観光産業は昨年を史上最良の年として回顧することができる。宿泊施設客は1230万人、2011年比7.5%増という史上最高記録を樹立した。
ウィーンへの宿泊施設客数は2012年1月から12月までのすべての月で最高記録を達成し、年間合計は1230万人となり、2011年比7.5%増だった。ウィーン市観光局のノルベルト・ケットナー理事は「ウィーンは2012年も引き続き観光先としての国際的声望を高めた。グスタフ・クリムト生誕150周年であったことが好結果に寄与したことは間違いない」と解説した。
2012年の観光市場国のトップテン(カッコ内は宿泊訪問者数と前年比)に入ったのは、再度首位のドイツ(239万9000人、1%増)、続いてオーストリア(224万1000人、7%増) 、イタリア(64万3000人、2%減)、ロシア(63万4000人、22%増)米国(61万8000人、10%増)の順。6位から10位は、英国(42万9000人、9%増)、スイス(38万4000人、11%増)、スペイン(37万9000人、2%減)、フランス(36万8000人、7%増)、日本(30万9000人、12%増)であった。
2011年との比較で強い増勢を示したのは、中国(19万8000人、40%増)、トルコ(12万9000人、25%増)、ブラジル(11万1000人、 39%増)、サウジアラビア(7万4000人、 63%増)、アラブ首長国連邦 (7万1000人、14%増)、アジア圏アラブ諸国(10万1000人、13%増)である。
ウィーンの宿泊施設収容能力は2011年12月から2012年12月の間にベッド数が2600、5%増えて約5万5000ベッドとなったにもかかわらず、平均ベッド稼働率が56.7%(2011年は56.5%)と微増だった。客室稼働率は70%で変わらなかった。
国際会議協会(ICCA)によると、ウィーンは2012年、7年間連続で会議開催都市の首位を維持した。2011年の国際会議開催件数は181件である。
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- [文化・社会]ウィーン観光事業は2012年、史上最高を記録 2013/01/24 木曜日