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ソフトバンク、イー・アクセスを完全子会社化 通信網を相互利用

 ソフトバンクは1日、イー・アクセスを株式交換契約により完全子会社化することを発表した。イー・アクセスは、携帯データ通信サービス「イー・モバイル」などを展開する通信会社。今回の完全子会社に合わせて、連結子会社のソフトバンクモバイルとの業務提携も締結。両社が保有する移動体通信サービスのネットワークを相互活用することが可能となり、サービス範囲の拡大が期待される。

 今回の業務提携により、ソフトバンクモバイルとイー・アクセスは、移動体通信サービスのネットワークを相互に活用することを発表した。ソフトバンクモバイルは、イー・アクセスに対し、900MHz帯(3GPPオペレーティングバンドにおけるBand8)及び2.1GHz帯(3GPPオペレーティングバンドにおけるBand1)のネットワークを提供。

 一方、イー・アクセスは、ソフトバンクモバイルに対し、データ通信サービス用に1.7GHz帯(3GPPオペレーティングバンドにおけるBand3)のFDD-LTE方式のネットワークを提供する。

 これらにより、イー・アクセスは音声及びデータ通信サービスをより広範囲に提供することが可能となり、ソフトバンクモバイルは、2.1GHz帯と1.7GHz帯の両方でFDD-LTEサービスを提供することが可能になる。

 また、基地局ロケーションの効率的運用について相互協力していくことも決まった。ソフトバンクモバイル及びイー・アクセスは、相互に提供するネットワークに係る基地局のロケーションについて協議し、効率性の観点からロケーションの共用化や基地局の新設、移転等を実施する。これにより短期間でのカバレッジエリアの拡大、設備投資額及びランニングコストの削減が可能となる。


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