現在位置: HOME > ニュース&コラム > ビジネス・産業 > 文化・社会


演劇「ネジ工場」6月20日から公演始まる、日本の町工場が舞台

ネジ工場 ねじを題材にした舞台「第8回公演『ネジ工場』」(タカハ劇団)が6月20日から、東京・下北沢・駅前劇場で始まった。今作は、現代から未来を生きる日本人の「日常」を鋭く切り取る会話劇。「そのネジが何に使われいるのか、三人は知らない」をテーマに繰り広げられる。

 舞台となるのは未来の日本の町工場。主人公は、その工場で働く3兄弟。両親亡き後、兄弟3人で零細の町工場を何とか支えているところ、亡くなった父の隠し子だと名乗るその美少女が三兄弟に工場の権利を渡せと迫る。その日から三兄弟+妹(?)の奇妙な共同生活が始まる。隣家の若後家、三男の友人の司法浪人生、ネジを回収にくるトラックの運転手、美少女の彼氏らしき男など、強烈なキャラクターに振り回されながらも、徐々に妹と関係性を作っていく、それぞれが前向きに人生を楽しもうとする様子を描く。

 主宰者の高羽彩さんは「テーマは「日常化する非日常」です。私たちは今を生きているときのちょっとしたジレンマや、その果ての妥協を顕在化させるような作品になると思っています。見終わった人は、ちょっとへこむ…。でも自分の「日常」のとらえ方を少しでも見直してもらえれば」とコメントしている。

 この舞台では、ねじ工場のイメージを膨らませるため、埼玉草加市の浅井製作所が工場見学などの提供を行なった。公演スケジュールは以下の通り。

 2012年6月20日(水)19:30★、21日(木)19:30、22日(金)14:00★/19:30、23日(土)14:00/19:30、24日(日)13:00/18:00(全8ステージ)。詳しくはタカハ劇団ホームページまで http://takaha-gekidan.net/


関連記事

powered by weblio


前後の記事



記事バックナンバー

購読のご案内

取材依頼・プレスリリース

注目のニュース
最新の産業ニュース
写真ニュース

最新の写真30件を表示する