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台湾のファーイーストーンがコンプテルのOSSを配備

 【ヘルシンキ12日PRN=共同JBN】ダイナミックな運用支援システム(OSS)ソフトウエアの有力ベンダーであるフィランドのコンプテル社(OMXヘルシンキ:CTL1V)は12日、台湾のコンバージェント・オペレーターであるファーイーストーン(遠伝電信)が新しいIMS(IPマルチメディア・サブシステム)プラットフォームでの革新的なサービスの提供をサポートするため、コンプテル・コンバージェント・メディエーション・ソリューションとコンプテル・プロビジョニング・アンド・アクティベーション・ソリューションを使用すると発表した。

 「どこでもいつでもコミュニケーションは人々の生活を豊かにする」というビジョンを現実にするために、ファーイーストーンは同業各社を超える業績を目指している。これは現在のサービス内容のアピールを広げ、消費者の利益のために積極的に革新的なサービスを開発することを意味する。

 このプロセスの一環として、ファーイーストーンはエリクソンの3・5GとIMSの技術を配備した。IMSはオペレーターがマルチメディア・サービスを提供できるように標準化されたネットワーク・アーキテクチャーである。新しいIMSベースのサービスとその課金を始動するため、ファーイーストーンは長期パートナーのコンプテルからコンプテル・ダイナミックOSSソフトウエアの供給を受けることを決めた。

 ファーイーストーンは第1段階で、IMSを使って新しい固定、モバイルのデュアルサービスを展開する。このサービスでユーザーは、WiFiインターネット接続か3Gモバイルネットワークのいずれかを使って通話ができる。ユーザーは両サービス向けに1つだけの番号を持ち、パソコンかVoIPを動作するWiFi電話、あるいは移動中なら携帯電話のどれを使うかいつでも選ぶことができる。ファーイーストーンはネットワーク上のユーザーの登録と登録解除、ユーザーへのサービスを割り当てと割り当て停止のために、コンプテル・プロビジョニング・アンド・アクティベーション・ソリューションを採用した。同社はまたコンプテル・コンバージェント・メディエーション・ソリューションを使って、これらサービスの課金のために利用情報を収集する。

 ファーイーストーンはこれまで数年にわたりより標準的なモバイルサービスのためにコンプテル・コンバージェント・メディエーション・ソリューションとコンプテル・プロビジョニング・アンド・アクティベーション・ソリューションを使用している。同社はコンプテルと真の提携関係を築いている。

 コンプテルのミカ・コルピネン副社長(アジア太平洋地域担当)は結論として、「ファーイーストーンは真のパイオニアであり、IMSを使って魅力的なライフスタイル・サービスを顧客に提供する道の先頭に立っている。コンプテルにとってファーイーストーンのような革新的なサービスプロバイダーと緊密に提携することは大変エキサイティングであり、コンプテル・ダイナミックOSSを通じたサービス遂行自動化、メディエーション、課金におけるわが社のリーダーシップ維持を助けるものでもある」と述べた。

 ▽ファーイーストーン(FarEasTone、遠伝電信)について
 ファーイーストーンは台湾の有力なコンバージェント・オペレーターで、モバイル、ブロードバンド・サービスを提供している。加入者は約600万人で、2007年には台湾のオペレーターとして初めて3・5GのHSDPAとIMS技術を配備した。同社はADSL、ケーブル、WLANでブロードバンドを提供しており、現在はWiMAXによるサービスも可能にするためネットワークを拡張している。詳しい情報はhttp://www.fareastone.com.twへ。

 ▽コンプテル社(Comptel Corporation)について
 コンプテルはコンプテル・ダイナミックOSS(商標)ソリューションを提供し、テレコム・サービスプロバイダーが柔軟にサービスを提供し、効果的に課金できるようにしている。インベントリー、プロビジョニング、アクティベーション、メディエーション、課金におけるコンプテルの専門知識は、サービスプロバイダーが革新的サービスの提供に注力する力を与えている。詳しい情報はhttp://www.comptel.comまで。

(共同通信PRワイヤー)


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