<タイ大洪水>ホンダ、四輪車は生産再開の見通し立たず
ホンダは10月31日、タイで発生した大規模な洪水における被災状況(10月31日時点)を発表した。それによると、四輪車生産拠点のホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッド(ロジャーナ工業団地)は、調達部品の供給停止の影響により、10月4日から生産活動を停止、同月8日から始まった浸水被害が現在まで継続していることから生産再開の見通しが立っていないという。
また、二輪車・汎用製品生産拠点のタイホンダマニュファクチュアリングカンパニー・リミテッドでは、施設への洪水被害はないが、調達部品の供給が滞っているため、二輪車は10月11日より、汎用製品は10月6日より生産活動を休止しており、それぞれ11月4日までの生産休止を予定している。11月7日以降の生産については、状況を見ながら決定する。
その他のアジアの生産拠点においては、タイからの部品供給の制約による影響が出ており、生産調整や、生産休止などを実施している。
日本では、タイからの部品供給の制約により、鈴鹿製作所、埼玉製作所の四輪完成車生産拠点において、11月7日より生産調整を実施するを決定。生産調整の実施期間については、今後、部品の代替などを進めるとともに、状況を見ながら決定するという。
前後の記事
記事バックナンバー
- [災害・問題]<タイ大洪水>ホンダ、四輪車は生産再開の見通し立たず 2011/11/02 水曜日