ソニー、プレステ搭載のスマートフォンを発表 巻き返しねらう
PlayStation Certifiedスマートフォン「Xperia PLAY」(写真・ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ) 携帯電話を使用したソーシャルゲームが急成長するなか、ソニーグループは、人気ゲーム機「プレイステーション」を搭載した多機能電話機(スマートファン)で巻き返しを図る。
ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが発表した、新型スマートファン端末は、ソニー・コンピュータエンタテインメントの人気ゲーム機「プレイステーション」を搭載したスマートフォン「Xperia PLAY」だ。
プレイステーションと同様に、方向や△○×□といった操作ボタンに加え、タッチパッドなどを搭載し、タッチスクリーンのみでは難しかったさまざまな操作を可能にした。
また、人気ゲームソフト「クラッシュ・バンディクー」や「みんなのGOLF2」など5タイトルがプリインストールされているほか、初代プレイステーションなどのゲームを取り揃えた「PlayStaion Store」や「Androidマーケット」などを通じて、大ヒットゲームなどを入手することが出来る。
今回発表した新端末は、ソニー・コンピュータエンタテインメントによるライセンスプログラム「PlayStation 3Certified」を世界で初めて取得したもの。
家庭用ゲーム市場は依然5000億円と大きな規模を有しているが、最近はソーシャルゲームの成長が目覚しく、2000億円まで伸ばしている。そうしたなかソニーグループでは、人気ゲーム機を搭載した新たな携帯端末を商品化することで、市場の巻き返しを図るものと思われる。
なお、同機種は、NTTドコモの携帯端末「Xperia PLAY SO-01D」として10月~11月頃の発売を予定している。主な特長については以下の通り。※発表文を抜粋。
<主な特長>
1) ゲームを快適に楽しめるゲームキーパッドを搭載
○ソニー・コンピュータエンタテインメントによるライセンスプログラム、PlayStationTMCertifiedを世界で初めて取得。XperiaTMでPlayStationTMCertified向けのゲームを快適に楽しめる。
○ゲーム操作に快適な方向ボタンや△○×□ボタン、タッチパッドなどを搭載したゲームキーパッドにより、これまでのタッチスクリーン操作のみでは難しかったさまざまな操作が可能になった。
○高精細なグラフィックをスムーズに描写するAdreno 205をGPUに採用。また、ステレオサウンドにも対応した。
2) 豊富な種類のゲームを、さまざまな方法で手軽に入手可能
○「クラッシュ・バンディクー」や「みんなのGOLF2」など5タイトルをプリインストール。
○初代「プレイステーション」等のゲームタイトルをラインナップしたPlayStation Storeに対応。名作タイトルなどを購入できる。
○『XperiaTM PLAY』向けに最適設計されたゲームを管理・購入できるウィジェット「XperiaTM PLAY Game Launcher」を搭載。さまざまなゲームメーカーが提供するゲームの中から『XperiaTM PLAY』に対応したソニー・エリクソンお薦めのゲームを常時40タイトル程度を紹介する予定。
○AndroidマーケットTMでは豊富なタイトルの中からさまざまなゲームをダウンロードできる。
3) XperiaTMならではの充実したエンタテインメント機能
○ソニー・エリクソン独自のミュージックプレイヤーでは、楽曲再生中に「infinite(インフィニット)ボタン」を押すと、Wikipedia上の再生中のアーティスト情報や、Google上の楽曲の歌詞情報、YouTubeTM上のコンテンツに簡単にアクセスできる。
○コミュニケーションを一元表示するソニー・エリクソンの独自機能「TimescapeTM」を搭載。FacbookやTwitter、mixi、SMS、不在着信などを時系列で表示、スムーズにコミュニケーションを楽しめる。
○「Facebook inside」に対応。ミュージックプレイヤーやギャラリーなど、さまざまな機能がFacebookと連携し、楽しさが広がる。
○快適な文字入力をサポートする、ソニー・エリクソン独自の入力アシスト機能「POBox Touch 4.3」を搭載。音声入力にも対応。
○510万画素のオートフォーカスカメラを搭載。720pのハイビジョン動画撮影にも対応している。
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- [生活・トレンド]ソニー、プレステ搭載のスマートフォンを発表 巻き返しねらう 2011/09/17 土曜日