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中国最大の貿易見本市が10月に開幕、110回広州交易会

【広州(中国)15日PRN=共同JBN】第110回広州交易会が10月15日に開幕する。年2回開かれるこの交易会は、最先端の展示スペース、革新的なサービス、特別のイベントなど様々な独自の内容を誇っており、拡大する中国市場へのアクセスを求める人々にとって、これまで長い間にわたり最も優れた商談会とされてきた。

広州交易会の王志平(Wang Zhiping)秘書長は「第110回広州交易会は、交易会の重要な里程標であり、関係者一同の誇りであり、興奮している」と語るとともに「開始後55年が経過した現在、広州交易会は中国と世界の通商発展では、これまで以上に役に立つ機会となっている。参加者を歓迎し、もてなすのを楽しみにしている」と述べた。

2011年2回目の開催となる今回の交易会は、春の交易会の成功の上に開催される。春季交易会での貿易総額は360億米ドルに達し、前年の春季交易会に比べると約6%増加した。会場は116万平方メートルで、ここに150カ国以上から、20万7000人以上の参加者が集まった。また中国のトップ・サプライヤーと米国、欧州、ブラジルのバイヤーとの取引も各分野で増加した。

ブラジル企業フラッシュ・エンジニアリングのウィラーソン・モレイラ・フェハス氏は「私は第109回交易会に初めて参加したが、非常に感銘を受けた。展示されている製品は広範囲で、登録手続きや案内、サービスは簡便で明快、有用だった。次回の交易会にも絶対参加したいと思う」と語った。

第110回交易会は、主要中国企業の参加がこれまで最大の数になる予定で、環境にやさしく、競争力のある製品を提供する予定だ。中国の第12次5カ年計画に沿った形で、今回の交易会の第一の目標は輸入を拡大することだ。海外企業はこれまで、自社製品・サービスを契約が見込まれる中国側企業に対して示す機会として交易会を利用してきた。

中国商務省の鐘山(Zhong Shan)次官は「中国の貿易黒字は今年は大幅に縮小している」と指摘、「輸入促進のために2万平方メートルのスペースを割り当て、また海外からの参加者のために用意した優れた各種サービスによって、第110回広州交易会は、貿易黒字縮小傾向を続ける公約を明確に示している。双方向の貿易を拡大することは、あらゆる企業、関係する諸国にとってお互いに利益のあることだ」と述べた。


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