ソニー「香るデジタルサイネージ」初披露 リテールテック展
4日から東京ビッグサイトで始まった「街づくり・流通ルネサンス」(主催・日本経済新聞社)は連日、盛況を迎えている。次世代のショッピングスタイルを実現するデジタルサイネージ、セルフレジ、CSIなどの最新情報、技術が展示されている「リテールテック・ジャパン」では201社が出展し連日賑わいを見せている。
同展示会の店頭プロモーションゾーンでは、ソニーが香りと連動させたデジタルサイネージ「香るデジタルサイネージ」を初披露している。
デジタルサイネージはネットワークを利用して多彩な情報を様々なシーンに配信できるシステムで、静止画、文字、WEB、FLASH、オーディオ、ビデオ、IPカメラ映像など、多彩なコンテンツを各所に設置したディスプレイに映し出すことができる。用途は店舗での販促ツールや、公共施設での案内表示、企業やキャンパスでの情報共有ツールと多岐にわたり、新たな映像コミュニケーションツールとして注目されている。
今回初披露した「香るデジタルサイネージ」はNTTコミュニケーションズの「香り通信」とデジタルサイネージを組み合わせたシステムで、同ネットワークに接続した「香り発生装置」を遠隔操作し、ディスプレイコンテンツと連動させて香りを発生させることが出来る。例えば、公共施設などフロアガイドとして同システムを使用した場合、ユーザーはタッチパネルで各店舗の情報を知り、必要に応じて香りを嗅ぐことができる。香りの放出や種類、強さもコントロールができる。
ソニーはNTTコミュニケーションズとのパートナーシップによって、同システムの商品化を目指しており、今後商業施設など幅広いシーンでの活用が期待できそうだ。同システムの主な特徴は次の通り。
五感を通して感情に訴え、効果的にメッセージを発信することをテーマに(1)映像と連動して香りを出し注目度アップ(2)時、場所、状況に合わせて香りをコントロール、ネットワークを使い遠隔地からのコントロールも可能(3)用途に合わせたオリジナルの香りでブランディング――、としている。
ソニー「デジタルサイネージ」のホームページはhttp://www.sony.co.jp/VSPまで。
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- [-]ソニー「香るデジタルサイネージ」初披露 リテールテック展 2008/03/06 木曜日