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米スピリット社、スカンジナビア航空への部品供給に調印

 【ウィチタ(米カンザス州)20日PRN=共同JBN】スピリット・エアロシステムズ社(NYSE: SPR)とスカンジナビア航空(SAS)は供給契約に署名し、スピリット社が今後スカンジナビア航空が運行するボーイング737型機用のスペア・パーツを供給することになったと発表した。この複数年契約によってスカンジナビア航空は、スピリット社のカタログに記載されたすべての737型機の部品を競争力のある予想価格で購入でき、同時に主要部品、構成部品を確実に入手できることになった。

 スピリット社の暫定副社長兼アフターマーケット・カスタマー・サポート部門ゼネラルマネジャー、ロッド・チータム氏は「スカンジナビア航空のような評価の高い顧客を得て、欧州全域のアフター・マーケット・ビジネスを伸ばせることになり喜んでいる。今回の供給契約は顧客のフリート・サポートに対する当社のコミットメント、ならびに次世代737機向けの部品の大半を製造するオリジナル・メーカーとしての当社に対する信頼を示すものだ」と語った。

 現在、スカンジナビア航空は74機のボーイング737を運行している。詳しい情報はウェブサイト(www.spiritaero.com)を参照。

 ▽スピリット・エアロシステムズ社(Spirit AeroSystems, Inc.)について
 スピリット・エアロシステムズ社は米カンザス州ウィチタに本拠を置く、世界最大の独立系商用航空機の組み立て部品、構成部品サプライヤーである。同社はカンザス州以外にもオクラホマ州タルサ、同マックアレスター、ノースカロライナ州キンストン、英国スコットランド・プレストウィック、英イングランド・プレストン、マレーシア・クアラルンプールに拠点を持ち、フランス・サンナゼールに新たな製造施設を開発中。米国においてはスピリット社の主力製品は胴体、パイロン、ナセル、ウィング部品など。さらにスピリット社は北米、欧州、アジアの顧客に対してスペア・パーツ、整備・修理・オーバーホールを含むアフターマーケット・カスタマー・サポートならびにフリート・サポートも提供している。スピリット社の欧州事業部はエアバス社を含む多くの顧客に向けたウィング構成部品を製造している。

 ▽スカンジナビア航空(Scandinavian Airlines)について
 スカンジナビア航空は北欧最大の航空会社でデンマーク、ノルウェー、スウェーデン各国の国営航空会社でもある。2010年には、同社は2150万人の乗客をスカンジナビア、欧州、アジア、米国の93の目的地に運び、1日あたりの出発便は700近くに達している。スカンジナビア航空は同年には、最も時間に正確な航空会社であると公式に認定されている。スカンジナビア航空は世界の航空機会社のネットワーク「スターアライアンス」の設立メンバー。


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