ソウルの世界最大の人工浮島、21日に部分公開
【ソウル18日PRN=共同JBN】ソウル市(SMG)は待望されている「浮島」を5月21日に一般に部分公開すると発表した。漢江で建造中のこの島は世界最大の人工浮島で、水上の会議センターを備えた初めての浮島である。
3つの人工の小島で構成されるこの浮島は現在、ソウルの盤浦漢江公園周辺の川で建造中である。完成は今年9月の予定。
2万382平方メートルの広さを持つ浮島は展示・会議、文化、水上レジャーの3中心テーマに基づいて建造されている。9640億ウォン(約8800万ドル)のこのプロジェクトの資金はすべて民間の投資でまかなわれている。
▽ソウルの観光、会議の目標のためのインフラ
3小島のなかで最大の第1小島は3階建ての高さで面積は1万845平方メートル。700席のコンベンションホールが含まれている。3階構造で面積が5373平方メートルの第2小島は文化イベント向けの施設開発に集中する。2階建ての高さで面積が4164平方メートルの第3小島はヨットなどさまざまな水上レジャー活動に向けられる。
ソウル市はこのセンターが観光と会議の分野を前進させる上で重要な役割を果たすことを期待している。展示場、会議場の総席数は3小島すべてを合わせると1400に上る。
▽最先端の安全で環境にやさしいシステム
浮島には厳しい気象条件による損傷を防ぐために最先端の安全システムが備えられている。28の三重の耐天候係留チェーンが浮島を確保し、洪水やその他の悪天候の際に浮島がその位置にとどまり、浮いているようにする。
下水処理プラントは厳密な環境標準に従って運営される。さらに、54平方メートルを占め、毎日1組あたり6キロワットの発電をする太陽光エネルギーパネルが第1小島の一階の屋根に造られる。
ソウル特別市庁はこれに加えて浮島への一般のアクセスを改善するため週末バスの運行を開始し、バス路線を拡大する。
ソウル市のリュー・ギョンギ漢江事業本部長は「浮島が市の重要なランドマークの一つとしてソウルのブランド価値の向上に寄与することを望んでいる」と語っている。
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- [国際情報]ソウルの世界最大の人工浮島、21日に部分公開 2011/05/20 金曜日