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中国大連とフランクフルト間に定期貨物便、中国国際貨運航空が就航

 【北京20日PRN=共同JBN】中国国際貨運航空(Air China Cargo)のボーイングB747-400貨物輸送機は4月15日午前10時20分、中国・大連周水子国際空港から上海の浦東国際空港経由でドイツのフランクフルトへ向け離陸した。

 この貨物機は、大連とフランクフルトを結ぶ中国国際貨運航空貨物便の正式運航開始を告げるものである。中国国際貨運航空貨物便は大連で初めての欧州向け貨物便である。また中国国際貨運航空の貨物便ネットワークによって、大連からの貨物は効率よく北米、日本、アジア太平洋やその他の目的地に運ぶことができる。今回の貨物便の離陸に先立ち、中国国際航空と大連市政府関係者が同ルートの初フライトを祝った。

 中国国際貨運航空と大連市政府間の積極的な交流と緊密な連携や、大連国際空港、税関、商品検査局の強力なサポートを通じた、中国国際貨運航空の大連-上海-フランクフルト貨物ルート開設によって、大連と欧州間の貨物輸送能力不足問題は解決することができた。

 大連-フランクフルト便は、ボーイング B747-400貨物機によって毎週木、金、土の週3便が運行される。大連-フランクフルト間ルート開設が成功したことによって、中国・欧州間最大の貨物便としての中国国際貨運航空の立場がさらに強化され、同時に北東アジアにおける同航空のネットワークの最適化と市場競争力が強化されることになる。

 大連は北東アジア経済圏と渤海沿岸経済圏との交わる場所に位置しており、中国北部の重要な産業基地であるとともに、重要な貿易港であり東北地域最大の貨物輸送ハブである。欧州と日本は、大連の航空貨物市場に大きな割合を占めている。

 しかし大連に大型ワイドボディーの貨物機が不足していたため、米大陸、欧州向け貨物の大部分はトラックで北京や天津に運ぶか、貨物機に積む前に船で韓国に送らなければならなかった。この貨物輸送のやり方では単に時間の無駄であるだけでなく、大変危険を伴い大連からの貨物積み出しの効率を損なうものだった。


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