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「日本のために折り紙を」運動広がる、大震災支援で世界的連帯

 【プラハ(チェコ)11日PRN=共同JBN】破壊的な大地震と津波で被災した日本の人々を支援する「日本のために折り紙を(Origami for Japan)」の世界的イニシアチブの組織化が進んでいる。さまざまな行事が世界で開催され、幸せを祈る人々が被災した人々への連帯のシンボルとして1000羽の折り鶴(千羽鶴)を折る。

 「日本のために折り紙を」は、折り紙作りする行事への参加を通じて、この運動が多くの犠牲者を追悼するとともに災害で大きな被害を受けている人々に希望と力を与えることを強く信じている。イニシアチブの究極の目標は仙台に折り紙の環を作り出すことで、そうすることによって世界のコミュニティーが表現する「絆(bond)」を強調して1日も早い復興の希望を与えることである。

 連帯と共感を実践的に示すことを通じて「日本のために折り紙を」の運動は、日本人の苦境が当面の重要課題としてあり続け、文化的行事が人々を連帯支援に結びつけることを希望している。

 イニシアチブは日本の学生主体の非営利団体として世界最大の組織に広がったアイセック・アルムナイの強力な支援を受けている。

 イニシアチブの一環として、220カ国余りに存在する多国籍協力団体がプラハ、クアラルンプール、ボン、テンペ(米アリゾナ州)のオフィスで「日本のために折り紙を」行事を開催する。参加者はどのようにして折り紙作りをするか学び、豊かな日本の文化を探求する。「日本のために折り紙を」はさらに、数多くのその他行事を支援する。それら行事は「日本のために折り紙を」のウェブサイト(http://www.origamiforjapan.org/)で紹介されて、さまざまな場所で開催されて世界的な募金活動を進める。

 ▽1000羽の折り鶴を折る文化的意義
 1000羽の折り鶴を折ることは相互支援の日本のシンボルであり、このコンセプトは折り終われば回復の願いが叶うことを約束されるという日本の昔話に基づいている。

 今日、広島原爆被災者の少女だった佐々木禎子さんの記念像が原爆の像として広島平和記念公園に建立されている。彼女は白血病の回復を願って1000羽の折り鶴を折り始めたが、達成する前に亡くなってしまった。しかし彼女の死後、彼女の思いを共有して幸せを祈る人々が残った折り鶴を折った。

 佐々木貞子さんの詳しい情報は以下を参照。
 http://en.wikipedia.org/wiki/Sadako_Sasaki


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