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住友金属、鹿島製鉄所の厚板工場 熱間圧延を再開

 住友金属は6日、鹿島製鉄所の厚板工場で熱間圧延を再開したと発表した。製鉄所では熱間圧延の加熱炉燃料に、コークス炉や高炉等の上工程で発生する副生ガスを利用しているが、3月下旬の上工程の再稼働に伴い、副生ガスの供給がはじまり、熱間圧延の再開となった。これにより、一貫製鉄所として、高炉で銑鉄、製鋼で粗鋼、熱間圧延で製品の製造がそれぞれ始まったこととなる。

 また、100%子会社の住金リサイクルは、震災後、3月23日に溶融炉を再稼働した。同社は、自動車の破砕過程(シュレッディング)で発生するシュレッダーダストなどを処理し、同時に銅などの有用成分と処理過程で発生する副生ガスを回収している。今回の震災で、全国的な廃棄物処理能力が低下する中、がれき処理の過程で発生する「燃えないゴミ」の溶融無害化に貢献sていくという。

 同様に、鹿島製鉄所に隣接するグループ会社の中央電気工業では、廃棄物の焼却灰を高温で溶融処理をしている。この灰溶融処理事業でも廃棄物をリサイクルする。


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