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三菱電機、昇降機事業を強化 2015年には売上高4700億円

三菱電機、昇降機
昇降機試験塔「SOLAE(ソラエ)」高さは173メートル(三菱電機)
 三菱電機は15日、新興国などの需要増加をにらんで昇降機事業を強化することを発表した。市場拡大が見込まれる新興国や、国内のリニューアル市場の活性化を狙い、売上高を現行(2010年度)3700億円(見込み)から、2015年度には4700億円に拡大させる。

 世界の昇降機新設需要は、世界不況による建築市場の低迷を受けて低調の傾向であったが、中国やインドをはじめとする新興国では今後、需要増が見込まれる。特に、中国においては世界需要の約半分を占める巨大市場への成長が期待される。

 一方、国内や欧州などの先進国では、昇降機新設需要の大きな伸びは期待できないものの、市場で稼働している昇降機が更新時期を迎えることから、リニューアル市場の活性化が期待される。

 そうした背景から同社では、世界戦略を推進し、昇降機事業の売上高を、2010年度の3700億円(見込)から2015年度に約1000億円増(27%増)となる4700億円を目指す。

 具体的には、海外においては、2015年度に、2010年度6万台の1.7倍となる、受注台数10万3000台を目指し、新設最大市場の中国でトップシェアを狙う。また、新興国新設需要の取り込みや、世界最高速エレベーター技術によるプレゼンス向上を図る。

 国内では、2015年


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