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東芝エレベータ、中国の大型施設向け昇降機62台受注

 東芝エレベータは8日、中国上海市虹橋開発区で中国最大規模となる高級ブランド販売展示センタービル「尚嘉中心」向けに高速エレベーターを含むエレベーター22台、エスカレーター19台を一括受注し、更に、中国広東省深セン市で建設中の事務所ビル「深セン嘉里建設広場二期」向けにも高速エレベーターを含むエレベーター21台を受注したと発表した。

 「尚嘉中心」は、上海市のオフィス、商業ビル、住宅が混在するプレミアムエリア・虹橋開発区に建設される地上28階、地下4階となる商業ビル。2009年12月に着工し、2012年1月に完工する予定。フランスを本拠地とするLVMHと香港・マカオを中心とした香港系複合企業スタンレー・ホーグループとの合弁事業であり、完工後は、LVMHグループの60以上の高級ブランドが入店する計画。

 「深セン嘉里建設広場」はシャングリラホテルを展開している香港の最大手不動産デベロッパー「嘉里建設グループ」が建設中の地上43階、地下3階の事務所ビル。東芝エレベータが高速エレベーター18台を含む計21台を納入する。この物件は2009年7月に着工しており、2011年7月に完工する予定。

 今回の2件の大型受注は、2009年に東芝エレベータ傘下となったシュバリエ香港社が受注した。「深セン嘉里建設広場」では毎分420m/分の超高速エレベーターが、また、「尚嘉中心」には毎分360m/分の超高速エレベーターが設置される。


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