デンソー、ブラジルにカーエアコンなどの新工場建設
デンソーは、ブラジルの生産拠点であるデンソー・ド・ブラジル・リミターダ(DNBR)の新工場を、サンパウロ市から約130キロ北西のサンタバーバラ・ドゥ・オエステ市に建設すると発表した。投資額は6500万レアル(約32億円)。カーエアコンなどを製造する予定で、2011年1月の生産開始を目指す。
ブラジルでは、自動車の需要拡大が見込まれている。DNBRでは現在、パラナ州クリチバ市に本社工場、サンパウロ州ピンダモニャンガバ市に分工場(ピンダ工場)があり、カーエアコンやバスエアコン、ラジエータなどの製造販売を行っているが、既存製品の拡販と新たな製品の受注に向けた生産能力の増強のために必要なスペースを確保するため新工場の建設を決定した。
新工場は、敷地面積30万平方メートル、建築面積約2万1800平方メートルを有し、カーエアコンなどを製造する予定。分工場(ピンダ工場)については、生産を新工場に順次移管し、より効率的な事業運営を図っていく。
前後の記事
記事バックナンバー
- [家電・弱電]デンソー、ブラジルにカーエアコンなどの新工場建設 2010/03/18 木曜日