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<アジア市場>韓国ポスコ、大宇イン株68%購入へLOI提出か
Sydney, 2010年2月25日, (ABN Newswire) - 連邦準備金制度の Ben Bernanke 議長が低金利を長期にわたり維持する予定であると語ったことから、目前に迫った引締め政策に対する投資家たちの不安が和らぎ、これによる銀行株の上昇を受けた昨夜のウォール街は2日間の下落の流れを止めた。
水曜日のアジア各市場は大半が値を下げた。メタル価格の下落により同地域の資源株は打撃を受けた。日本の日経225は1.5%下落、韓国の Kospi は1.0%下落、香港のハンセン指数は0.8%下落となった。同地域の市場は米国の消費者信頼感やドイツの景況感からも圧力を受けた。しかし、金融引締めの不安が和らいだことから、中国の上海総合は1.3%反発した。
▽企業ニュース
スイスのバイオテクノロジー企業 Basilea Pharmaceutica AG (SWF:BSLN) は、日本のアステラス製薬 (TYO: 4503) とのライセンス契約を締結した。 Basilea は財務状況の改善を支えることとなる契約金7,500万スイスフランを受け取る予定である。さらに Basilea はマイルストン達成に伴い最高で4億7,800万フランを取得する可能性があり、また現在臨床試験の最終段階にある薬品の売上に応じた2桁のロイヤリティも受ける予定となっている。アステラスはイサブコナゾールの独占販売権を受けるが、 Basilea は米国・カナダ・主要ヨーロッパ各国・中国での同製品の共同販売促進を行うオプションを保持する。
住友信託銀行 (TYO:8403) は来月、 Nanjing Zijin Investment Co が完全保有する子会社である中国の信託銀行 Nanjing Trust Investment Co. の株式19.99%を取得する予定である。日本の同信託銀行はその株式を推定1億1,994万元で購入する。日本の銀行として初めて中国の金融機関の運営に参加する住友信託銀行は、中国の同信託銀行へビジネスノウハウを提供し、中国で経営を行う日本企業をはじめとする顧客の資金調達・管理を支える予定である。
韓国の鉄鋼メーカー POSCO (SEO:005490) は、商社・資源開発企業である Daewoo International (SEO:047050) の株式を最高で68%購入するための締切り前に同意書 (LOI) を提出したと語った。小売業に注力する Lotte Group も木曜日、 Daewoo International の支配権買収に向けた LOI を提出したと語った。 Daewoo は今年において最も魅力的な買収ターゲットの一つであると考えられている。これは同社が回復力のある石油・ガス・資源の開発に注力し、同社の商社事業が世界経済の回復から利益を受けることが見込まれているためである。
台湾政府保有の精製企業 CPC Corp. は、台湾の合成ゴム製造業者 TSRC Corp. (TPE:2103) との間で3億米ドルでの化学製品ジョイントベンチャーの設立を計画している。同ジョイントベンチャーは未決の第3パートナーを持つ可能性があるが、 CPC が最大株主となる予定である、と CPC の上級役員が語った。同ベンチャーは2013年の第2または第3四半期に生産を開始する予定である。
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