米クラウンHD、ベトナムで飲料缶製造能力を増大へ
【フィラデルフィア(米ペンシルベニア州)17日PRN=共同JBN】金属パッケージ製品の世界的大手サプライヤーであるクラウン・ホールディングス社(Crown Holdings, Inc)は17日、同社の子会社クラウン・アジア・パシフィック・ホールディングス社(CROWN Asia Pacific Holdings, Inc)がベトナムのドンナイ省ホーチミン市北東にある既存施設に2番目の飲料用缶の製造ラインを設置する予定であると発表した。
新製造ラインは、2010年第4四半期に稼働開始の予定で、当初は年間約6億個の330ミリリットル入りアルミニウム製ツーピース飲料用缶を生産する予定である。その後ドンナイ工場を12億缶以上の能力に拡大する。
今回の最新投資の結果、クラウン社はベトナムに3施設、5つの飲料水缶製造ラインを保有し、全体でアルミニウム製ツーピース缶30億個を超える生産能力を持つことになる。
クラウン社アジア太平洋部門のジョゼフ・セーラーツ社長は「今回の拡張は、飲料用缶に対するベトナム市場の需要増大、ならびにベトナムのボトリング顧客とともに成長するという当社のコミットメントを反映している。アルミニウム製飲料用缶はベトナム市場に最適である。アルミ缶はリサイクル・持続可能で簡単に輸送でき、最終消費者向けに高品質の飲料製品を最も効率的に保存できる。同様に重要なのは、昨年施設を買収した際に期待されたように、当社はライン追加によって生産性と運用効率の両方が増大すると予想している」と述べた。
▽クラウン・ホールディングス社(Crown Holdings, Inc)について
クラウン・ホールディングス社は同社子会社を通じて、世界中の消費者向け販売企業へのパッケージ製品の大手サプライヤーである。世界本社は米ペンシルベニア州フィラデルフィアにある。同社ウェブサイト(http://www.crowncork.com)を参照。
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- [国際情報]米クラウンHD、ベトナムで飲料缶製造能力を増大へ 2010/02/18 木曜日