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<アジア市場>東洋紡、サウジに海水淡水化事業会社を合弁設立へ

ABN Newswire
記事提供:ABN Newswire

 Sydney, 2010年2月18日, (ABN Newswire) - 力強い経済データや好ましい業績を受け、水曜日のウォール街は上昇を続けた。米国経済が強化されつつあることが実証され、円・ユーロに対し米ドルは上昇した。

 資源株に先導され水曜日のアジア各市場は反発した。日本の輸出業者が円安に支えられる中、日本の日経は2.7%急上昇した。旧正月休み前の中国政府による銀行預金準備率引上げの決定を投資家たちが消化したことから、香港市場は中国の銀行に先導され1.3%上昇した。シンガポールは水曜日に取引を再開し 1.3%上昇した。今日、上海と台湾の市場は引き続き閉場となった。

 ▽企業ニュース

 東洋紡績株式会社 (TYO:3101) はサウジアラビアでの海水淡水化事業へ逆浸透膜を生産・販売する合弁会社を設立する予定である。合計投資額7億円となる同合弁会社は、日本の商社である伊藤忠商事 (TYO:8001) とサウジアラビアのインフラ企業とともに今年3月に立ち上げられる。同合弁会社は中東・アフリカでの淡水化施設の供給を目的とし、2011年3月の生産開始を計画している。同企業の49%はサウジアラビア企業により、36.1%は東洋紡、14.9%は伊藤忠によって保有される予定である。

 シンガポールの上場デベロッパー Yanlord Land Group Ltd. (SIN:Z25) は Ho Bee Investment Ltd (SIN:H13) と共に、上海の居住用開発地を公売において38億2,000万中国元で共同取得したと発表した。 Yanlord が同用地の60%、 Ho Bee が40%を保有する予定である。同プロジェクトでは、6年から8年間で少なくとも2,000ユニットの販売が段階的に創出されることが見込まれている。

 中国で2番目の規模の電気通信企業 China Unicom (HKG:0762) が率いる共同事業体は、ナイジェリアの旧国有の通信事業独占企業における支配権を取得する25億米ドルでのオファーを行った。同事業体は昨日、 Nigeria Telecommunications Limited の優先入札者として発表された。この取引により Unicom は、アフリカやその他新興市場での戦略的な電気通信ジョイントベンチャー競争において、さらに規模の大きなライバル社 China Mobile の先を行くこととなる。

 JFE ホールディングス (TYO:5411) の子会社である日本の JFE スチールは、 Mycron Steel Bhd (KUL:MYCRON) における株式持分を増加する可能性がある、と Mycron の最高経営責任者 Azlan Abdullah 氏が語った。マレーシアの冷延薄板メーカーの3%を最近購入した JFE は、 Mycron が製鋼原料の需要に対する定期供給業者を確保するという戦略的提携契約を Mycron と締結した。


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