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<アジア市場>マツダ、フォードと中国での共同生産提携解消か
Sydney, 2010年1月18日, (ABN Newswire) - JPMorgan Chase が住宅ローンやクレジットカードローンにおける第4四半期の大規模な損失を報告したことから、金曜日の米国株式は金融部門に先導され下落した。 Intel の株式も同社史上最大の売上総利益率を報告したものの下落となった。これは、同社株がピークに近づいているのではないかという懸念が投資家たちの間で高まったことによる。週間でダウ指数は8.54ポイント・0.08%減となった。
金曜日の主要アジア市場は大半が値を上げて取引を終えた。予測よりも良い内容となったIntelからの収益報告の後、同地域でのテクノロジー株が後押しを受けた。日本の日経は0.7%増、韓国の Kospi は1.0%増、台湾の Taiex は0.8%増となった。
▽企業ニュース
マツダ株式会社 (TYO:7261) は中国市場での高まる需要に対応するため、 Ford Motor Co. (NYSE:F) との中国での自動車共同生産提携を2012年までに解消することを検討している、と情報筋が語った。マツダは、重慶にあるマツダ・Ford そして中国のある自動車メーカーのジョイントベンチャー Changan Ford Mazda Automobile Co. から脱退することを計画している。 Ford と Changan はこの重慶工場の運営を続け、同3提携企業の南京のジョイントベンチャーはマツダの中国での生産増加に向けマツダと中国の同自動車メーカーによるジョイントベンチャーへと転換される予定である。
資生堂 (TYO:4911) は米国の化粧品会社 Bare Escentuals Inc. (NASDAQ:BARE) を17億米ドルで買収することを計画している。この買収後、資生堂は売上において世界第6位から世界第4位の規模を持つ化粧品会社となる。この買収により米国での売上が8%から14%へ増加、また前会計年度において7.2%であった全体での営業利益率が9.1%となることを見込んでいる、と同社は語った。
中国最大の鉄鋼メーカー Baoshan Iron & Steel Co (SHA:600019) は、粗利益が25%超減少したことから2009年の純利益が前年比で約11%減となったと語った。 Baosteel の純利益は57億5,000万元で、前年の64億6,000万元から減少した。減少の理由は挙げず、2009年の総売上は26%減少したと同社は語った。
シンガポールを拠点とする不動産投資信託企業 CapitaCommercial Trust (SIN:C61U) は、シンガポールにある同社ビルの一つを米国を拠点とする不動産ファンドマネージャーへ約2億シンガポールドルで近く売却する予定である、とシンガポールのあるメディアが伝えた。この建物は、2008年12月31日までの会計年度における CapitaCommercial Trust の不動産純収入の730万シンガポールドルに寄与していた。
Ivanhoe Mines Ltd. (TSE:IVN) (NYSE:IVN) の一部門であるカナダ企業 South Gobi Energy Resources Ltd. (CVE:SGQ) が、3億米ドルの新規株式公開計画に対し香港での上場承認を受けた、と情報筋が語った。中国の政府系ファンド China Investment Corp. はこの新規株式公開に参加するものと見られている。
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Tetsuya Okada
Asia Business News Asia Bureau
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