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松下電器産業、「パナソニック株式会社」に社名変更

 松下電器産業は10日、10月1日付で社名を「パナソニック株式会社」に変更することを正式発表した。日本国内の白物家電・住宅設備機器分野の商品に使用しているブランド名「ナショナル」は社名変更に伴って「パナソニック」に統一され、2009年度中を目途に廃止される。またこの日、2008年度経営方針が発表された。

 松下電器産業は1918年に松下電気器具製作所として設立し、その後、松下電器製作所を経て、現在の社名、松下電器産業株式会社となった。国内、白物家電の「National」(ナショナル)と海外、デジタル家電の「Panasonic」(パナソニック)のブランドを掲げ、事業を展開してきたが、創業90周年を迎え「パナソニック」に統一されることになった。

 同社は「この度の社名変更・ブランド統一は、真のグローバル企業を目指す決意の表明です。グループの全従業員が『Panasonic』のもとで一丸となり、グローバルにブランド価値の向上に取組んでまいります」と発表している。

 新生「パナソニック」は2009年度経営目標、「売上高10兆円」「ROE10%」「CO2排出量 2006年度比で30万トン以上の削減」を掲げ、スタートを切る。


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