ジーベックとクエストエア、クリーン・エネルギー技術企業合併
【ブレーンビル(カナダ・ケベック州)12日CNW=共同JBN】カナダのクエストエア・テクノロジーズとジーベック・アドソープション両社が合併して形成されたジーベック・アドソープション社(Xebec Adsorption Inc.TSE:XBC、以下ジーベック)は12日、クエストエアとジーベック・アドソープションが関係する既に承認済みの法定計画契約(以下契約)が完了したと発表した。
合併した会社であるジーベックは、水素精製、バイオガス性能向上、天然ガス脱水などクリーン・エネルギーにおける市場シェアを拡大するため、ガス精製、世界的流通と製造で得られる相乗効果を直ちに活用する。
ジーベック・アドソープションの元社長で、新しいジーベックの社長兼最高経営責任者(CEO)であるクルト・ソルシャク氏は「クエストエアとの合併完了によってわれわれは、顧客、株主、従業員に対して強力かつ有力な利得を提供することができる」と語った。
ソルシャク社長兼CEOはさらに「ジーベックはクリーン・エネルギー源による世界の創造に注力している。われわれは今やますます伸びる再生可能なエネルギー産業のための信頼できる製品群を持ち、CNG(圧縮天然ガス)などクリーンな燃料に対する脱水技術で市場をリードする立場を補完する。われわれはさらに、吸着技術におけるリーダー的立場をかなり高めることになり、特に水素とバイオガスの性能向上の能力が大きく強化された」と語った。
ジーベック独自の吸着技術は、天然ガス、水素、その他のガスから硫黄、水蒸気、二酸化炭素など不純物を除去するのに使われ、それによって製造処理アプリケーションや車両用動力、発電、家庭暖房に用いられる精製ガスが生まれる。
同社長兼CEOは「今回の合併は再生可能でクリーンなエネルギーにおけるわれわれの成長の機会を高め、株主の価値を生み出すために必要な経営資源、技術的リーダーシップと世界的足跡を提供する」と語った。
合併の結果として、旧ジーベック・アドソープションの株主はジーベック普通株式の約45%を保有し、旧クエストエアの株主はジーベック普通株式の約55%を保有することになる。旧ジーベック・アドソープション株主は追加株式を取得して、ジーベックの株式保有を約57%まで増やすことができる。取得される追加株式数は、2009会計年度と2010会計年度における一定の財務目標達成に基づいている。
ジーベックの株式は、ジーベック・アドソープション(Xebec Adsorption Inc.)の会社名とXBCのシンボル名でトロント証券取引所(TSX)で取引されている。クエストエア普通株式の保有者が今ある株券をジーベックの株券に交換すべき措置はまったく必要としない。クエストエアの普通株式証書は、株式譲渡もしくは登録保有者の求めに応じて交換される。合併の結果として、ジーベックの発行済み株式数は約2650万株となる。
ジーベックは世界の1300余りの優良企業顧客基盤を持っている。同社は吸着技術の研究・開発・テストに有力な能力を保持し、カナダ、中国に製造施設を操業し、北米、アジア、欧州に流通能力を保有している。ジーベックはモントリオールの北部近郊にあるカナダ・ケベック州ブレーンビルに本社を置き、上海、シンガポール、英ニューカッスル、カナダ・ブリティッシュコロンビア州バーナビーにオフィスを戦略は配置している。
合併、株主利得、予想される相乗効果、ジーベックで進められている戦略的ビジネスプランに関する詳しい情報は、2009年3月17日に発表されたメディア向けリリースを参照。
クエストエア・テクノロジーズ(QuestAir Technologies)とジーベック・アドソープション(Xebec Adsorption)は、再生可能な天然ガスとガス精製における北米のリーダーとなるため合併している。
(http://www.newswire.ca/en/releases/archive/March2009/17/c9710.html)
▽ジーベック・アドソープションについて
ジーベック・アドソープションはクリーン・エネルギー、水素、再生可能な天然ガスに対するガス精製と脱水システムのグローバルリーダーである。ジーベックは中国とカナダに製造と研究開発の拠点、北米、アジア、欧州の1300余りの顧客に強力な販売・流通ネットワークを保有している。ジーベックはカナダ・ケベック州ブレーンビルに本社を構え、その株式はシンボル名XBCでトロント証券取引所(TSX)で取引されている。
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- [電力・発電]ジーベックとクエストエア、クリーン・エネルギー技術企業合併 2009/06/15 月曜日