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輸出入コンテナ貨物流動調査、輸入中国シェア50%に拡大

 国土交通省港湾局は19日、平成20年度全国輸出入コンテナ貨物流動調査結果をまとめた。

 国際海上コンテナ貨物の仕向地(輸出)は、アメリカのシェアが14.0%(対前回調査比3.6%減)に低下しているほか、香港が4.8%(1.3%減)、台湾が4.6%(2.3減)に低下し、貨物量が大きく減少した。なおシェア1位は中国で20.3%(増減なし)だった。

 仕出地(輸入)では、中国(49.4%)、アメリカ(8.9%)、タイ(5.9%)、韓国(4.3%)、インドネシア(3.9%)の順に貨物量が多く、アメリカのシェアは2.4%減少した一方、中国のシェアは5.2%増と拡大した。

 アジア主要港湾でコンテナ貨物が積み替えられる比率(トランシップ率)は、18.0%(2.4%増)となり、伸び率は鈍化したものの引き続き上昇傾向。国際海上コンテナ貨物の国内輸送における海上輸送の利用が輸出入貨物とも増加した。

 貨物の国内の生産・消費地は、関東・中部・近畿の3地方のシェアが高く、輸出で75.8%(対前回調査比0.3%減)、輸入で79.3%(増減なし)だった。前回調査と比較すると、輸出は中部、近畿のシェアがそれぞれ1.7%、0.4%拡大、関東のシェアは2.5%低下し、九州のシェアは1.9%拡大した。輸入は関東のシェアが1.4%拡大した一方で、中部、近畿のシェアはそれぞれ0.5%、1.0%低下した。

 同調査は国内発着の国際海上コンテナの流動を詳細に把握するために、5年に1度、1カ月間の「全国輸出入コンテナ貨物流動調査」を実施されており、今回は平成20年11月に実施した。


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