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ボーイング、787ドリームライナーの製造を再開

787ドリームライナー
部品接合を実施した5機目となるフライトテスト用機体(ボーイング)
 米ボーイングは1月30日、次世代航空機「787ドリームライナー」の製造を再開し、5機目となるフライトテスト用機体の部品接合を実施した。

 このZA005は、初めてゼネラル・エレクトリック(GE)製GEnxエンジンを搭載した機体で、過去数日間で胴体と翼の同時接合など大型組立部品の接合を施した。

 ボーイングの787型機最終組立・変更対応担当バイス・プレジデントのジャックジョーンズ氏は、「この5号機は、当社が従来の安定的な製造体制に戻ったことを示す。パートナー企業からエバレットに送られてくる各種部品は完成レベルに達しており、その後の製造をほぼ予定通りに進められる」と話している。

 ボーイングでは現在、フライトテスト用の6機の航空機のうち5機の製造が進行している。初号機のZA001は、今週始めから第2四半期のファーストフライトに向けた製造テストを再開、ロールスロイス製エンジンが搭載された2号機のZA002は現在、工場の製造工程の最終第4段階に入っている。また、3号機のZA003と4号機のZA004はそれぞれ、第3、第2段階の製造工程を進行中。

 必要な締結部品(ねじ等)の差替えは、ZA001では既に完了しており、ZA002でほぼ完了、ZA003とZA004では順調に進んでいるという。同氏は「ボーイングは、フライトテスト用の航空機で先送りにされていたあらゆる作業を完了し、製造工程を進めるために必要な資源を投入した」と続ける。

 最後の6機目のフライトテスト用モデルであるZA006の組立用部品は現在、全世界のパートナー企業の工場で製造されており、合わせると現時点で30機のドリームライナーの組立用部品が製造中。

 787ドリームライナーはこれまで58社から895機の受注を獲得している。


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