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韓国のパク博士にTCT功労賞、インターベンション医療先駆者

 【ワシントン17日PRN=共同JBN】インターベンション(侵襲)血管医療の分野で世界的に有名な臨床医、教育者、研究者である韓国のパク・スンジョン博士が17日、心臓血管研究財団(CRF)後援の第20回年次トランスカテーテル心臓血管治療法(TCT)科学シンポジウムで行われた表彰式で、2008年TCT功労賞を授与された。この賞はパク博士をインターベンション血管医療のパイオニア、左心臓大動脈へのステント移植の指導的権威、献身的で親身になって教える医師教育者として称賛している。

 CRF会長で、ニューヨーク・プレスビテリアン病院/コロンビア大学医療センター・インターベンション血管療法センターの医学教授、研究・教育担当ディレクターであるグレッグ・W・ストーン博士と、CRFの創立者で名誉会長であり、ニューヨーク・プレスビテリアン病院/コロンビア大学医療センター・インターベンション血管療法センターの医学教授、副ディレクターのマーティン・B・レオン博士が共同で賞を贈り、インターベンション医療における先駆的な業績と研究、臨床活動における献身をたえた。

 授賞にあたってストーン博士は「パク博士はその業績が地域的な環境を超えて広がり、真に世界的な影響を及ぼした希有な個人の1人である」と強調し、さらに「過去20年にわたり博士は証拠に基づく医療の原則をアジア太平洋地域に系統的に導入してきた。左大動脈ステントについては世界で最も尊敬されている権威であり、その効果は大規模な無作為方式の研究で最近実証された。博士の影響力は教育者、名臨床医、研究者として、また韓国とアジア太平洋地域全体での後輩医師やその他のインターベンション治療医に対する模範としての役割にも見られる」と述べた。

 レオン博士は「パク博士は第20回会合におけるTCT功労賞受賞者として素晴らしい選択だ。アジア太平洋が社会の多くの部門で世界のリーダー役として台頭している時期に、この地域出身の一流のインターベンション心臓血管医であるパク博士を表彰するのはふさわしいことだ」と語った。

 パク博士の長年の同僚であり、CRDの最高医学責任者で、自らも血管内超音波の専門家として認められているゲーリー・S・ミンツ博士は「パク博士はインターベンション血管医療に関する限り韓国を有名にした。博士は韓国人の同僚に対して、彼らには国際舞台で知性、知識、臨床能力で競争する能力があることを示した。10年前、韓国のインターベンション医療界のことなどだれも知らなかった。現在はどんなジャーナルを手にとっても、韓国の多くのセンターのどこかが発表した論文が目にとまるのは普通のことだ。博士は卓越した同僚であり、偉大な友人だ」と強調した。

 韓国の蔚山大学ソウル医科大学峨山医療センター心臓血管センターの医学教授、インターベンション心臓学部長であるパク博士は「インターベンション心臓学、特に左大動脈インターベンションの分野で新しい1章を開くこと」に生涯を捧げてきたと語っている。博士が特別に関心を持つ臨床分野には、内皮機能不全と特に心臓の左大動脈の冠状動脈疾患へのステントが含まれている。

 パク博士は峨山医療センターでの職務のほかに現在、虚血性心臓疾患臨床研究センター長、峨山心臓研究所長を務めている。


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