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上場企業の新任役員の景気認識は“優れない”が94%

 日本能率協会グループが5日に発表した「新任役員の素顔に関する調査結果」によると、回答のあった上場企業の新任役員のうち94.1%が国内景気を“優れない”と認識していることが明らかになった。2007年に実施した前回調査よりも56.2%上昇した。また現在の心境として「これからの取り組みに一抹の不安がある」「相当の苦難を覚悟している」など、先行きを厳しく感じている役員は60%にも上った。

 調査は2008年1―6月までに選任された上場企業の新任取締役1051人及び執行役員744人の計1795人(有効回収数は344件)に対して行われた。国内景気の状況を天気に例えて回答。結果、「曇り」「雨」「どしゃ降り」と答えたいわゆる“優れない”と感じている役員は94.1%だった。

 内訳は「晴れ」は0.5%(前回調査9.3%)、「晴れたり曇ったり」は5.4%(同52.8%)、「曇り」は55.2%(同32.3%)、「雨」は35.5%(同5.0%)、「どしゃ降り」は3.4%(同0.6%)。


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