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ボーイング、08年度第2四半期業績は17%減益

 米ボーイングが24日に発表した2008年度第2四半期業績は売上高が前年同期比1.4%減の169億6200万ドルだった。営業利益は同比17%減の12億4700ドル。営業利益率は同比1.4ポイント低下の7.4%だった。空中早期警戒管制機( AEW&C )プログラム関連費用の計上や主要の民間航空機の利益率低下による影響が減益につながった。

 08年度上半期では、中核ビジネス部門の好調、ならびにコスト削減効果を反映し、売上高は同比2%増の329億ドルを計上、営業利益率は9.2%に拡大。また、純利益は7%増の21億ドル、1株当たりの利益は13%増の2.79ドルを計上した。

 民間航空機部門の第2四半期の前年同期比2%減の86億ドル、営業利益は7億7700万ドルを計上。総受注数は第2四半期で187機、08年度上半期では476機。受注残高は8%増加し過去最高の2750億ドルを記録。同部門の08年度売上予測のほぼ8倍に相当した。

 787ドリームライナーは今月4月に発表したスケジュールで進行している。プログラムは現在、初号機の最終組立段階に入っており、08年度第4四半期にファーストフライトを、09年第3四半期にファーストデリバリーを予定。これまでの総受注数は58社から896機。

 統合防衛システム部門の第2四半期の売上高は79億ドルを計上。空中早期警戒管制機(AEW&C)プログラム関連費用で2億4800万ドルを計上したため、営業利益は6億3700万ドル、営業利益率は前年同期比3.2ポイント減の8.0%だった。

 プレシジョン・エンゲージメント・アンド・モビリティ・システムズの第2四半期の売上高は33億ドルを計上。AEW&Cプログラム関連費用の計上で、営業利益率は7.5ポイント減の4.9%。

 ネットワーク・アンド・スペース・システムズは、フューチャー・コンバット・システムなどいくつかの主要プログラムにおいてマイルストーンを達成し、第2四半期の売上高は28億ドルを計上、営業利益率は8.5%。

 サポート・システムズは、サービスおよびロジスティクス・プログラムの広範なポートフォリオにより引き続き好調で、第2四半期の売上高は前年同期比11%増の18億ドル、営業利益は前年同期比24%増の2億4000万ドルを計上。営業利益率も13.1%に拡大。第2四半期終了時における統合防衛システム部門全体の受注残高は713億ドルを計上。


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