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ハイアール、北京五輪で6万台以上の家電製品を供給

ハイアール
供給される家電製品
 【北京23日新華・PRN=共同JBN】世界第4位の白物家電製造企業で2008年北京五輪大会のオフィシャルスポンサーであるハイアール(Haier:海爾集団)は23日、第29回夏季北京五輪大会(BOCOG)のため6万台以上の環境に優しくエネルギー効率の良い製品を提供すると発表した。提供される冷蔵庫、空調、洗濯機、温水器などの製品は五輪大会場のいたるところで使用される。

 ハイアールは「環境に優しい五輪大会、ハイテク五輪大会、人民の五輪大会」という北京五輪大会の使命に重きを置きさらに2004年アテネ五輪スタジアムへ空調設備を提供した経験を使って、北京五輪大会のため完全に環境に優しい一連のグリーン製品を設計した。北京大会関係各所と共催都市に31のカテゴリーにわたるハイアール製品が設置されている。この五輪製品は中国全土で消費者の需要に応じて販売されている。

 ハイアールは1万3236台の冷蔵庫をすべての関連施設に供給しており、これらはすべてCFC(クロロフルオロカーボン)を使用しておらず、うち5353台は自然冷却剤として炭酸ガスを使用している。

 選手村と報道関係者用施設にはすべての選手、五輪関係者、報道関係者が迅速かつ効率的に洗濯のサービスが受けられるようハイアールが18のランドリーを設け1500台のグリーン洗濯機を設置した。この中には530台の洗剤のいらない洗濯機と700台のダブル駆動洗濯機が設置されている。国際電気技術委員会(IEC)は洗濯機に用いられているこの技術を国際標準として選んでいる。

 ハイアールはまた青島五輪セーリング・センター、北京五輪グリーン・テニスコート、選手村レストランの空調設備と温水器のため2864平方メートルの太陽電池パネルを設置した。ハイアールの計算ではこのエネルギー効率システムは年間約2140トンの二酸化炭素削減につながる。

 五輪大会施設ではハイアールの08オリンピック・ウィンド・エアコンが使用されており、これは「グレードA」の新鮮な空気を提供する唯一のエアコンである。このエアコンはエアフィルターをきれいに保つ自動清浄化機能を持ち、エネルギーを節約すると同時に連続して清浄な空気を確保する。

 BOCOGのマーケティング部門副ディレクターであるチェン・フェン氏は「2008年北京五輪大会にエネルギー効率が良く環境を汚染しない家電製品を提供できて大変うれしい。すべての関係施設に最新鋭の製品が設置され、大会に参加するすべての選手、報道関係者、訪問者、スタッフが毎日自分たちの重要な仕事に専念できるようなる」と語った。

 ハイアール・グループの周雲傑副総裁は「北京五輪大会をサポートするのを誇らしく思う。五輪大会は世界で最もエキサイティングなスポーツイベントである。ハイアールは世界第4位の白物家電メーカーとして世界各地からのトップアスリートに最高の製品とサービスを提供できてうれしい」と述べた。

 ハイアール・グループは第29回夏季五輪大会組織委員会と2005年8月12日に青島で契約に署名し、五輪大会の歴史上最初の公式家電製品サプライヤーとなった。

 ▽ハイアール・グループ(海爾集団)について
 ハイアールは1984年中国・山東省青島で現会長兼最高経営責任者(CEO)の張瑞敏氏のリーダーシップで設立された。ハイアールは世界で第4位の白物家電製造企業である。ハイアールは世界で最も有名な中国ブランドのひとつで、世界160カ国に流通している。ハイアールの従業員は中国外の1万人を含めて5万人である。


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