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フライアウェイ放送システム発表、米ATCiがリース推奨

 【フェニックス(米アリゾナ州)18日PRN=共同JBN】商用衛星通信システムとサービス・プロバイダーのアンテナ・テクノロジー・コミュニケーションズ(ATCi)は18日、東南アジアの特定アプリケーション向けに合わせた特殊2チャンネル・フライアウェイ(可搬性送受信)放送システムの導入を発表した。新しい製品パッケージは顧客に、世界のどこからでも別のどのような場所へも自らのビデオチャンネルを送信する能力が得られるよう設計されている。

 リース・ビジネスモデルは、東南アジア地域の通信ポートやその他商用ユーザーが自らシステムを購入し、システム全体を購入する金銭的余裕のないほかの事業体に機器をリースするよう作られている。このビジネスモデルはシステム所有者には繰り返し収益を生み出すとともに、商用ユーザーは自前の施設から行事、ニュース、災害、スポーツイベント、通信教育などのコンテンツを配信する能力が持てる。

 ATCiのフライアウェイ・システムは、アンテナ、増幅器、エンコーダー、モジュレーターとともにATCi・スペクトラム・アナライザーと設計、統合、実装が含まれる。フライアウェイ・システムは在庫があり、最大限の信頼性についてテスト済みである。ATCiのインストーレーション・チームの専門知識と相まって提供されるシステムは素早く配送されて、短時間でセットアップし放送可能になる。

 ATCiのゲアリー・ハッチ最高経営責任者(CEO)は「放送事業者、プロダクション施設、大学、軍、政府、企業など、事実上あらゆる産業と国がそれぞれのコンテンツを送信するニーズがあると伝えてきている。この積極的なリース/レンタルのビジネスモデルによって、自らシステムを購入するキャッシュフローがない企業が、所有コンテンツを管理、送信することができるシステムをリースできるようになり、双方にとってまさに利益の上がる立場になる」と語った。

 この利益の上がるビジネスモデルは現在世界のいくつかの企業が採用し始めている。それら企業はレプカ・エレクトロニクス(ルーマニア)、チャンネルズTV(ナイジェリア)、アルハダト・ニューズ・アンド・ドキュメンタリー(HNDC、クウェート)、インターナショナル・トレード・ホールディング(ITHC、クウェート)、ドミノ・トレーディング(クウェート)、ワタンTV(ヨルダン)、テレシンコ(コロンビア)、カラコルTV(コロンビア)、グローボビジョン(ベネズエラ)、テレビセントロ(ホンジュラス)、エンラセTV(メキシコ)など。

 システムは思い切った価格で提供され、一式10万ドル以下と設定されている。ATCiはこれらフライアウェイ・システムを世界の顧客に提供している。

 ▽ATCiについて
 ATCiはカスタム化されたグローバルな地上ベースの衛星通信システムとブロードバンド・サービスを提供して、顧客が利益を得る機会を強化する。同社はケーブルテレビ、企業、政府、教育機関、中小企業のニーズに対応する革新的な技術を提供することにコミットしている。ATCiは米アリゾナ州チャンドラーに本社があり北米と中国にセールスオフィスがある。

 ATCi製品とサービスの詳細な情報は電話(480-844-8501)もしくはウェブサイト(http://www.atci.com)を参照。


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